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足場とは一体どのようなもの?今だからこそ知りたい足場工事の概要とは

 

街中で頻繁に見かける足場ですが、建設関係のお仕事に従事をしていないとなかなか間近に見ることはないですよね。

そもそも足場に種類があることも、ご存じない方は多いでしょう。

 

今回の記事では足場とは一体どのようなものなのか、今だからこそ知りたい工事の概要についてご紹介します。

 

足場とは結局どのようなもの?

建物の建設や改築などの現場で見かけることが多い足場ですが、結局どのようなものなのでしょうか。

 

鋼の管が規則正しく積み上がっている様子を見かけることは多いですが、一体どのような役割を果たしているのかまでは、知る機会がないですよね。

 

足場とは、高所作業における「スペース」の役割を果たしています。

 

高所作業は通路も廊下もありませんが、適切に建物を建設したり、外壁や屋根を設置するためには、人が安全に作業をするスペースが必要です。

 

そこで、簡易的なスペースを創出するために鋼管を使った足場を組立します。

本来の新築・リフォーム工事に付随させるものではないため、作業が一通り終了すると速やかに解体されます。

 

この足場の設置から解体までは、足場業者が一連の施工を担っており、外注で業務を受けることが基本です。

 

足場の歴史とはどのようなもの?

ここで足場の歴史について一度触れておきましょう。

皆さんは世界の有名建築物というと、どのような建物が脳裏をよぎりますか。

 

おそらく平屋の建物は浮かばないのではないでしょうか。

エジプトの有名建築物といえば唯一無二のピラミッドですが、ピラミッドはどこからどう見ても高所作業を要する構造をしています。

 

一説によれば、ピラミッドの建設にはすでに足場が稼働されていた、と言われています。

つまり世界における足場の歴史とは相当に長く、紀元前から存在していたことが伺えるのです。

 

ちょっと驚きですよね。ここで視点を日本に向けてみましょう。

日本にある歴史的な建造物の多くは、寺社です。

 

日本は第二次世界大戦で多くの建物を焼失していますが、京都・奈良など古都を中心に残存している自社の多くは、高さのあるものばかりです。

 

日本における足場の歴史は大陸から伝来していると言われており、奈良時代には木材を使った足場が使用されていたと考えられます。

つまり、日本における足場の歴史も長いのですね。

 

このように足場は、人の「建てたい」という願いを叶えるために、素晴らしい道具として活躍を続けてきました。

構造物に足場あり、と言っても決して過大ではないでしょう。

 

昔の足場とはどのような素材を使っていた?

日本の古い構造物を見ていると、ほとんどが木造建築であり、壁は土壁などを活用していることがわかります。

コンクリートや鋼などの頑丈な素材は戦後に大きく普及した物の1つです。

 

では、戦前、古い日本においては一体どのような足場の素材が使われていたのでしょうか。

ここで日本の文化・建物事情を振り返っておきましょう。

 

日本は豊富な木材資源を生かして、多くの建物に木材が使用されています。

レンガなどが主流の欧州文化とは異なるのです。

 

この資源事情は足場にも影響しています。

 

古い足場には丸太や竹が使われていたことがわかっており、自然の素材を足場に生かしていたのです。現在も丸太足場は活躍している場所もあります。

 

現在の足場工事とはどのようなもの?工事の概要とは

古くから活躍している足場ですが、現在の足場工事とは一体どのようなものでしょうか。

ここからは現在の足場に焦点をずらしてお話しましょう。

 

現在足場工事で主流の足場として活躍しているのは「くさび緊結式足場」と呼ばれるものです。

この足場はハンマー1つで組立ができるスピーディー型の足場で、利便性も高く人気があります。

 

くさび緊結式足場は「組立足場」と呼ばれるものの1つです。

では、組立足場とは一体どのような足場を指すのでしょうか。

 

組立足場の種類について

高所作業のパートナーである組立て足場は、地上から部材を組み上げることで完成させる足場です。

組立足場には大きく分けて3つの種類があります。

 

まず1つ目は「くさび緊結式足場」です。

 

この足場は一定間隔で取り付けされている支柱に、手摺などの必要な部材を「緊結」させることで完成させることができます。

ハンマーで緊結できるので、少人数でもスピーディーに足場が完成できることが大きな魅力です。

 

ただし、くさび緊結式足場にもデメリットはあります。それは「騒音」です。

ハンマーで打ち付けるようにして足場を完成させていくので、大きな音が発生します。

 

ただし、汎用性が高いことから住宅現場だけではなく、近年では高層建築のリフォームや点検時にも頻繁にくさび緊結式足場が使用されています。

 

次に2つ目は「枠組足場」と呼ばれるものです。

戦後に主流となった足場の1つでスタンダートな足場として知られています。

 

基本の部材を1つずつ組み立てていく必要があるため、くさび緊結式足場と比較すると組立に時間を要します。

しかし、足場の強度に非常に優れているため高層建築の新築・リフォームなどには欠かせない足場であり、多くの現場で活躍しています。

 

ハンマーの作業がないため、騒音に配慮する必要がある場合にも愛用されている足場です。

 

最後に3つ目は「単管足場」です。

限られた省スペースにも足場を組立する必要がある場合、単管パイプを主体とした単管足場が重宝されています。

 

ジョイントや足場板などを接続して完成させる足場であり、組立は簡素で簡単です。

大きな部材が少なく、低層住宅の点検時などにも愛用されています。

 

しかし、足場板のスペースが限られているので、危険性はくさび緊結式足場などと比較すると高めと言えるでしょう。

組立足場といっても、このように特徴は大きく異なります。

 

足場のほかに、組立ではなく建物の上から吊り下げるタイプもあれば、高層マンションにも対応できる昇降式足場なども存在しています。

 

足場にも色んな種類があり、日々進化しているのですね。

特に日本は諸外国とは異なる文化事情があります。

 

限られた土地を活かすために高層のマンションが多かったり、狭小のスペースの土地に家が乱立していることがあるのです。

こうした日本ならではのニーズにも、足場は応えていく必要があります。

 

まとめ

この記事では足場とは一体どのようなものなのか、工事の概要や歴史を通して詳しく解説を行いました。

足場の未来を創る職人たちは、日々色んな現場で足場の組立や解体をコツコツと行っています。

 

多くの種類の中からベストな足場を選択して、組み上げていくことも職人技の1つです。

この記事をきっかけに、街中の足場工事にぜひ目を向けてみてくださいね。

 

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