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足場の基本知識はこの記事でOK!資格から足場の種類まで網羅

 

暮らしに欠かせない住宅やテナントなどの建物を作ったり、点検したりする際には必ず足場が必要になります。

では、足場にはどのような種類があり、資格が求められるのでしょうか。

 

この記事では足場の「基本知識」を解説します。

本記事を押さえれば足場のキホンがわかるので、ぜひご一読ください。

 

足場の基礎知識:足場の長い歴史を知ろう

高層の建物は古いものも含めて世界中に溢れています。

つまり、長い人類の歴史の中で、高層の建物はときに宗教、ときに権力のシンボルとして建築されてきました。

 

人類は進化の過程で猿やオラウータンのような体毛を失っており、代わりに得た頭脳と手技によって高層建築を建設するに至ったのです。高層の建物を建築するためには安全に作業をし、資材を運ぶための道筋が必要です。

 

ここまで書くとピンと来るのではないでしょうか。

つまり、足場の歴史は相当に長いのです。

 

紀元前から足場は組まれていたと言われており、世界的な歴史建造物のサポート役として足場が存在していたのです。

 

ピラミッドもマチュピチュのような建造物も、足場が組まれ多くの作業者たちが右往左往と働いていたと考えると、建物や足場の捉え方も少し変わるのではないでしょうか。

 

日本における足場の歴史も長いと考えられていますが、現在の足場のような形に定着していったのは第二次世界大戦以降です。

戦前は明治期に導入された銅製のものが主流となっていましたが、戦後に現在のスタイルの足場に定着しています。

 

現在多くの現場で使われている「くさび緊結式足場」は別名・ビケ足場と呼ばれていますが、登場した歴史は意外とまだ浅く、1980年に登場したものです。

 

長い足場の歴史の1ページで見るとまだまだ若手選手の足場ですが、ハンマー1本で組立ができる画期的な足場はこの40年近くの年月を経て、日本全国に定着しています。

 

足場の基礎知識:現在日本で主流の足場の種類

先に少し「くさび緊結式足場」について解説しましたが、現在日本で主流の足場には一体どのような種類があるのでしょうか。

くさび緊結式足場も含めて以下で解説します。

 

1.くさび緊結式足場とは
1980年に登場したくさび緊結式足場は、これまでの足場建築に革命を起こした足場として知られています。

ハンマーで緊結部分を打ち込むことにより足場の組立が可能であり、作業時間がそれ以前の足場よりも大幅に短縮されたのです。

 

弱点としては騒音が出やすいことが挙げられますが、短時間で一気に足場が組み立てられることはやはり大きな長所と言えるでしょう。

くさび緊結式足場は建物の形状に沿わせて作りやすく、複雑な建物にもマッチングする足場として高い評価を得ています。

 

2.枠組足場とは

優れた強度を持つ足場として人気が安定しているは枠組足場です。

足場そのものの強度が非常に優れており、高層の建物の建築やメンテナンスに使われています。

 

また、汎用性が高いことも魅力の1つとして知られており、インチサイズとセンチサイズが流通しています。

足場の細やかなサイズに合わせて両者を付き分けることが可能です。

 

ただしサイズの互換性がない分注意が必要でしょう。

枠組足場は組立に必要な部材数は多く、くさび緊結式足場よりもデメリットが多く見えるかもしれません。

 

しかし、ハンマーによる組立・解体は実施しないため、騒音防止の観点から枠組足場が好まれるシーンがあります。

ハンマー作業がないことは大きな特徴の1つであり、その歴史は古く戦後すぐにアメリカから上陸した足場としても知られています。

 

3.単管足場とは

狭い環境でも抜群の組立力で対応できる足場が単管足場です。

単管足場は非常にシンプルで組み立てやすい足場です。

 

鋼管とクランプで構成することにより、非常に狭い場所にも組み立てることができます。

部材のコストも安く、ホームセンターやネットで簡単に入手できるのです。

 

隣の敷地や建物との間に距離が少ない場合に用いられることが多く、都心部などでも多用されている足場です。

ただし、小さい足場は非常に危険性も高いことを知っておく必要があります。

 

狭い足場はその分スペースそのものが狭いため、落下しやすいのです。

心して作業をすることが重要な足場ですね。

 

足場の基礎知識:足場の資格種類も豊富

足場は危険を伴う作業であることから、実は細かく資格制度が導入されているのです。

ここからは足場の資格についても細かく触れていきます。

 

足場業界のスタート資格とは

足場業界で円滑に仕事を遂行していくためには、スタートラインとしての資格を手に入れる必要があります。

その資格とは「足場の組立て等作業従事者特別教育資格」です。

 

通称は特別教育と呼ばれるものです。足場に対しての基礎知識を身に付けて、安全に働くために必須で、この資格が無ければ従事することができません。

 

つまり、足場の入門編のような資格です。資格取得のハードル自体は低く、講習を完了することで取得できます。

 

現場作業で技術を磨くためには

特別教育がいわゆる入門編ならば、「足場の組立て等作業主任者資格」は現場で責任者として活躍するためには欠かせない資格です。

足場業界で確実にスキルアップするためには欠かせません。

 

この資格があると、一般的な足場はもちろんのこと、吊り足場などの設置や解体の現場で必ず配される必要がある作業主任者として活躍できます。

 

作業主任者は非常に責任のあるポジションのため、未経験者が突然資格を取得することはできません。

最低でも2年以上(専門学科卒業生の場合に限る)は足場の現場経験を必要とします。

 

現場作業で技術を磨くために取得が望ましいでしょう。

作業主任者として活躍後には、更なる上位資格が待ち受けています。

 

この資格は「足場の組立て等作業旬印写能力向上教育」と呼ばれるもので、法律上この資格も得ることが必須となっているのです。

いかがですか、足場には意外と厳しい資格制度が導入されています。

 

この背景には、何度も繰り返しですが足場は大変危険な作業をともなうことが挙げられます。

法律にて資格を「登竜門」のように設定しているのです。

 

登竜門を1つずつ通過していくことで足場の安全性をどんどん高めることができます。

 

まとめ

今回の記事では足場に関する基礎知識を、足場の歴史・種類・資格制度の3つの視点から詳しく解説を行いました。

足場未経験の方も、この記事を読み終わった今はすっかり足場マスターです。

 

歴史と共に歩んできた足場は、資格や法律によりかつての時代よりも確実に安全性が高まっています。

人命を大切に守りながら、全国で今日も足場や職人たちは活躍しているのです。

 

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